新しいプロジェクト:庭

西宮の新築住宅の庭のデザインをやっています。庭と言っても、敷地いっぱいに建っている建物と隣地との「隙間」です。更に厳しい予算状況も相まって、自分が「表現したいこと」と、「出来ること」のバランスを考えています。いつものことか。

通常、民法や各行政や自治体などの規定で、隣地から建物の外壁まである程度の空きを設けなくてはいけないのですが、見方を変えると、4つの方向に性格の違う空間が出来る、と捉えることが出来ます。それを1つ1つ解いていくとあるべき姿が見えてくるけども、そのまま形にすると4つがバラバラで混じり合い、空間が荒れてしまう気がします。

建物を建てるということは、ある意味そこに自然ではないものが生まれるということで、それが出来るだけ目立たないよう細心の注意を払いながら計画することが大事だと思っています。窓の位置や外壁の色を含めた隣地との関係、前面道路との繋がり方。コミュニティとの繋がり方。自然との繋がり方。
わずか50センチほどの隙間同士を、せめぎ合いながら、寄与しながら、お互いを補い合いながら存在するような、そんな庭を考えています。

誰が決めたか分からないような隣地や道路の境界線は、元よりあってないようなもの。道の延長であり、住居の延長でもあると考えると、庭がもっと楽しいものに変わってきます。

MOONO

モノ造り全般。戸建て・店舗・家具などのデザイン、設計・施工をしている会社です。

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